皆さんどうもです。

僕のメイン機である「Power Mac G4 QuickSilver 2002」(型番:M8666J/A)が
一昨日から生まれ変わったぜ。
このMacは当ブログでも書いたように2007年2月に購入しました。
その後4年ちょい音楽を作ったり、画像や動画を編集したり、はたまた
皆さんと同じようにブログ更新やSNSをやったりとしてきましたが、
最近その動作に限界を感じました。
特に、ここ1〜2年で出てきた新しいネットの物(mixiアプリ等)が
シャレになんないくらい重いと。
ネットアプリもそうですが、最近のソフトウェアも当然重たいです。
特に、音楽や動画系は。
さらに、Mac OS X v10.4 Tigerにアップデートしてからは、ウェブブラウザまで重たくなるありさまです。


ということで、まずはメモリー増設に踏み切りました。
今までこのPower Mac G4ではデフォルトのままの256MBの搭載メモリーで作業をやっていましたが、
今回、この機種に対応したIO-DATAの512MBのメモリーを購入しました。
PC133 SDRAM 512MB





家に帰ると即Macを机の上に置き、横の取っ手から中を開きました。
メモリースロットの位置を確認したら、
物干しざおの鉄パイプに触れてまず静電気を除去し、早速メモリーを箱から取り出す。
取り扱い説明書を読んだ後、向きを確認してメモリースロットへ差し込む。
これが案外力が要るんだよな〜
普通に差し込もうとすると、留め具がある位置まで差し込まれません。
力を入れすぎて基盤が折れてしまうんじゃないかなという心配もしましたが、
何とか留め具の位置まで差し込めました。
その後中を閉めたら再び元の位置までMacを運び、キーボード等を取り付けいざ起動です。
お馴染みの"ジャーン"という起動音がしたときはほっとしました。
ミスがあると、起動音はしませんからね。
OSが起ちあがってから、このMacについてメニューを確認する。
Mac OS X プロパティ





デフォルトの256MBと今回取り付けた512MBで、合計768MBとうい正しい値を表示していました。
これにて、メモリー増設のステップは無事終了です。


次は、HDDにパーティーションを切って、OS9.2とOSXを分けることにしました。
今までは、単一のパーティーション(Macintosh HDというボリューム)にOS9.2とOSXを同居させ、起動ディスクメニューでそれを切り替えながら色々と作業をしていました。
しかし何かと問題が多いということで、思い切ってパーティーションを切る決断をしました。
パーティーションを切ると、ディスクの内容が全て失われるということで、
まずは大切な個人データ、ダウンロードしたファイル、アプリケーション、
アプリケーションの環境設定ファイル等のバックアップ作業の開始です。
かなり前に購入したLOGITECの外付けHDDにHFS+でフォーマットしたカテゴリー別のディスクイメージ(OS9側のデータは*.img、OSX側のデータは*.dmg)を作成。
外付けHDDはNTFSとFAT32のパーティーションなので、Mac固有情報を保つためわざわざDickCopyでHFS+のディスクイメージを作成というわけです。
作成しておいたディスクイメージをデスクトップにマウントし、
大切なデータ等のコピーをとっていく。
確実にコピーがとれたか確認することもあり、この作業だけで3時間程度かかりました。
バックアップしたすべての内容(ファイル名、フォルダ名等)を確認した後、Mac OS X v10.4 TigerのInstall CD(Disk1)をドライブにセットし、
CDからシステムの起動を行う。
インストール画面が表示されますが、この時点ではインストールを行いません。
メニューバーから「ディスクユーティリティ」を呼び出し、ボリューム"Macintosh HD"が含まれるATAの物理ディスクを選択。
パーティション部分をクリックし、それぞれのOSに割り当てる容量を決め、パーティションボタンをクリックしました。
これで、今までの内容は全部消えました。
新しいボリューム名は、OSXをインストールする側を"Mac OS X"
OS9.2をインストールする側を今までの環境設定重視のため再び"Macintosh HD"にしました。
パーティーションを作成できたことを確認したら、ディスクユーティリティを終了し、
再びインストールメニューに戻る。
まっさらになったHDDのボリューム"Mac OS X"側を選択し、
Mac OS X v10.4のインストールを実行しました。
1時間ちょいかかりましたが、無事インストール成功。
再起動後、新規インストール後の初回起動だけに表示されるようこそスプラッシュムービーを見た後、
ユーザー設定画面を入力し、無事OSXのデスクトップが表示されました。
Mac OS X ディスク





その直後に、ネットによるソフトウェアアップデートからOSを10.4.11までアップデートました。
再起動後、次にクラシック環境構築のため、ボリューム"Macintosh HD"に
まずはバックアップしておいたOS9.2のシステムフォルダをコピーする。
すると、システム環境設定のシステム部分にClassicボタンが現れる。
これにより、クラシック環境およびOS9.2単独起動用のシステムフォルダとして認識されました。
早速、同パネルの起動ディスクボタンから起動ボリュームを"Macintosh HD"に設定し、再起動ボタンを押す。
しばらくすると、見慣れたOS9.2の起動画面が表示され、壁紙も前回設定していたものが表示されました。
OS9.2のシステム環境の復元に成功です。

OSXとOS9.2それぞれの起動を確認したので、いよいよバックアップしておいたデータファイルを元に戻す作業の開始です。
まずは、OSX側から行うことにしました。
アプリケーションの環境設定ファイル(Firefoxのプロファイル等)のコピー→データファイルのコピー→重要アプリケーションのコピーおよび再インストールの順で行いました。
終了後、まずはFirefoxを起動してみる。
無事前回終了したときのタブが復元され、環境が完全に復元されたことを確認しました。
細かなアプリ等の再インストールは後回しにして、次はOS9.2側のデータファイル等を元に戻す作業をしました。
基本的にはディスクイメージに保存しておいたファイルをコピーするだけなので、
OSX側よりは簡単で短時間で終わりました。その後、動作確認を行う。
Vision 3.0.3J、Adobe Photoshop 5.5等、使用頻度の高いアプリは
数回動作確認を行いました。
こっち側も問題はなく、無事復元完了です。
Mac OS 9.2 ディスク







これにより、僕のPower Mac G4は以前より高速で且つ使いやすく生まれ変わりました。
今度は、DVDドライブの交換あたりを考えています。
もし行えばそっちも記事にしたいと思います。

ではまたです。Tomo's Blog:hand