こんばんは、Tomoです。

最悪ですね、本当最悪の結果になってしまいました。

1月20日に日本人が人質にとられている動画が"自称イスラム国"が公開してから
2週間あまり経ちましたが、最悪の結果となってしまいましたね。
前の記事で、湯川遥菜さんが殺されてしまってショックを受けているという内容の記事を書きましたが、
その後2月1日に、もう1人の人質の後藤健二さんも殺されていたことが明らかとなってしまいました。
そして、その後の今日2月4日には、ヨルダン人パイロットも既に殺害されていたというニュースを見ました。
本当に最悪の結果となってしまいました。

前の記事で触れた湯川遥菜さんが殺害されてから今日までに何があったかというと、
湯川遥菜さんが殺害されたとする動画で、後藤健二さんが英語で言っている内容を聞くとわかるのですが、
"自称イスラム国"が提示した残るもう一人の日本人である後藤健二さんの解放条件が、
当初の身代金からヨルダンで囚われている女死刑囚の釈放に変更されました。
つまり、ヨルダン政府との連携が必須になってしまったわけでした。
日本政府はヨルダン政府に働きかけて、何とか協力を要請していたようですが、
ヨルダン側の立場としても「ヨルダンからみて外国人である後藤健二さんの解放のためだけに、
極悪死刑囚を引き渡したくない」というのがあったのだと思います。
そのことから、ヨルダン政府が提示した女死刑囚の釈放条件として、昨年12月から拘束されている
ヨルダン人パイロットの解放があるのなら、女死刑囚を釈放しても良いという話になりました。
つまり、ヨルダン人パイロットの生存確認ができることがこの時点での女死刑囚の釈放条件だったんですよね。
ところが、ヨルダン人パイロットは1月3日の時点で既に焼殺されていて生存していなかったので、
当然"自称イスラム国"はその証拠を示すことができなかったのです。
"自称イスラム国"はあくまでも後藤健二さんと1対1での女死刑囚の釈放を求めていたと思われます。
1月29日には"自称イスラム国"側からの最後の要求が動画で配信され、
その中で後藤健二さんが"自称イスラム国"の要求を読まされる形で、
「女死刑囚を日没までにトルコとの国境近くまで連れてこい」との提示がされました。
これが本当に後藤健二さんの最後の肉声となってしまったんすよね…
しかし、ヨルダン政府はあくまでもパイロットにこだわりました。これにより交渉が決裂。
2日ほど"だんまり"を決め込んだ後の2月1日未明、
後藤健二さんの殺害したとの動画がとうとう配信されてしまいました…
本当最悪です。我々日本人にとってはこの時点でもう最悪の結果です。
そして、それから3日が経った今日未明、ヨルダン人パイロットが生きたまま焼殺されるという
非常にショッキングな内容の動画が"自称イスラム国"が配信しました。
こうして、この事件は日本とヨルダン両国にとって最悪の結果となってしまったわけです。

ここからは私の意見ですが、続きを読む場合は個別記事のURLからお願いします。

続きです。ここから私個人の意見となります。

本当ショック、ショックすぎます。
日本政府とヨルダン政府も頑張って交渉していたのはわかりますが、
結果が全てです。やはり結果が最悪でした。
日本側とヨルダン側の意見調整でかみ合ってなかった部分ですが、
日本側は当然、邦人の解放を最優先として"自称イスラム国"と交渉したかったわけですよね。
ところが、ヨルダン側はあくまでもパイロットの生存確認ができなければ
女死刑囚の釈放はできないと一点張りでした。
その女死刑囚がヨルダンで囚われていることから、ヨルダン政府が鍵を握っているという状態だったんですよね。
ヨルダン側がパイロットにこだわったせいで、後藤健二さんが殺されてしまったと言っても過言じゃないと思うなあ。
これは後からわかったのですが、後藤健二さんのほうは解放までいきそうだった、
トルコ国境付近まで一度連れてこられたなんて情報もありました。
それだけに悔しすぎますね。
あと、これも後からわかったことですが、パイロットが1月3日の時点で既に殺害されていたのを
ヨルダン政府側が把握していたなんて情報もあるんですよ。
いやいやいやいや、それを把握していたのなら、何であんなにパイロットの生存確認にこだわったんだよと思う。
こういう風に考えていたのじゃないかとも思える、それは「外国人ごときに極悪死刑囚を出せるわけがないだろ」とな。
それでパイロットが既に殺害されていたことを知っていながら、面子にこだわった可能性もあるんじゃないかと。
個人的に、ヨルダンの印象が悪くなりました、悪しからず。

まあ、個人的な意見としてはこんなところです。