日本ハムが44年ぶり日本一! 新庄、涙の最終打席

日本シリーズ第5戦が26日、札幌ドームで行われ、日本ハムが4-1で勝利。シリーズ4勝1敗で44年ぶりの日本一を地元・札幌ドームで決めた。今季で引退を決めている新庄は最終打席では、涙をこらえながら打席に立ち、三振に倒れたものの、豪快なフルスイングで最後の姿を札幌のファンに焼き付けた。

 初回、日本ハムは2死ながら満塁の好機を作ると、打席には新庄。しかし三振に倒れ先制機を逃す。序盤は中日・川上、日本ハム・ダルビッシュの両先発が得点を許さず、スコアボードに「0」が並ぶ。先手を取ったのは王手をかけられた中日だった。中日は4回、2死満塁から荒木の内野安打で先制

 日本ハムも5回、1死三塁から金子がスクイズを決め、同点に追い付く。さらに6回、1死三塁の好機にセギノールが右翼スタンドに勝ち越し2ラン本塁打を放ち、逆転に成功した

 8回には稲葉がソロ本塁打を放ちリードを4点に広げ、9回表の中日の攻撃をマイケル中村が三者凡退で締め、日本一を決めた。

 今季での引退を発表している新庄は、8回、最後の打席では両目から溢れる涙をこらえながら打席に立った。結果は三振に倒れたものの、豪快なフルスイングで最後の雄姿をファンの目に焼き付けた。優勝決定後、涙が止まらない新庄をチームメートが胴上げ。引退の花道を日本一という最高の結果で飾った。